神のまにまに。

なにわの七侍さんたちについて。

愛した人は…

お久しぶりです!長らく更新していませんでしたが。

VBB円盤化決まりまして、本当に嬉しい限りでございます。
発売の前に今から私的VBB再演を兼ねて感想をつらつらと書いていきたいと思います。(今更)
私的初日はもう半年も経ちますが。(え、そんなに経ったのか…って書きながら思ってます)割と記憶は鮮明に残っているのでほんとうに感想文程度で。

物語は割愛します。
まず本当にキャストの皆さんが素晴らしい。これに尽きます。劇団☆新感線。初観劇でしたが、「これがほんとうの舞台か…!」って感動しました。何回かですが他の舞台も観劇したことはありまして。でも劇団☆新感線は規模が違いますね…。正直公演時間が発表された時点でびっくりしましたし。二回公演日とかキャストの皆様の体力が心配にもなりました。

二回公演だろうがなんだろうが、楽しませてくれるのがやはりプロですよね。行かせてもらった日は毎回楽しくて楽しくて。かと思えば行けば行くほど登場人物への感情移入、考察が激しくなり泣いていました…。

宮藤官九郎さんの作品なのでギャグは強めです。でもしっかりストーリーがあって。
愛した人と来世で結婚を誓ったものの、その来世では愛した人は殺さなければならない存在になってしまっていた…。
決して結ばれることはないハッピーエンドにはならないんだ…と考えるともう本当に泣けてきて…(語彙力が低下してきた)
でも殺してもまた会えることを望んでいる藤志郎さん…こんなに一途な男性はいない。
素敵な男性だなぁ。

かぐや姫と藤志郎の過去と未来を繋ぐのが中村倫也さん演じる竹井京次郎と神山くん演じる蛍太郎だったな、と。
この2人も本当に良かったんです。蛍太郎くん、ちょけてて可愛いだけかと思いきや、実はすごく重要な役どころで。かぐや姫が藤志郎をとてつもなく憎む対象に変わってしまったその原因が、蛍太郎くん。蛍太郎を殺した藤志郎が憎くてにくくてしょうがない京次郎。1000年経ってまた愛する蛍太郎に会えたと思ったら蛍太郎も藤志郎と同じヴァンパイアになっていた…。これってすごく切なくないですか…?
愛する人が憎んだ人と同じ人種になってるって…。
劇中の藤志郎の持ち歌も、京次郎が歌うと「1000年先まで恨みます」になるのもすごく心が痛くて…。
もう京次郎くんの涙にもらい泣きしてました…あんなにバリバリのメイクをしているのに落ちるのも気にせず本物の涙を流す中村倫也さんにプロ意識しか感じませんでした…それにつられて毎回泣いてたし回を重ねる毎に涙の量もふえていったわたし…。
このふたり、結末は切ないんだけど、研究所のシーンは本当に可愛かった…BでL的な何かかなとも思うけど…京次郎くん中身は女の子ですからね…(見た目も完璧な女子だった)

最後は昔愛したかぐや姫と再会できたと思いきや殺さなければいけないエイリアンだと知りしかもそれが愛したかぐや姫と瓜二つって…せつないにも程がありませんか?
でも2人は最後どうなったのか劇中では描いてくれませんでした。そこが良かったのかもしれないけど。これでどっちか死んでしまったらなんだか逆に締まりが悪い。観劇者にその後を妄想させてくれる感じが楽しかったよ〜。
私的には蛍太郎がヴァンパイアになっていなければ京次郎(という名のヒメ)と幸せになれていたのでは?と自担贔屓な妄想ばかり広がりますがそもそもヴァンパイアになっていないと1000年後に目覚めることすら不可でしたからね…どっちみち幸せにはなれなかったのかも…

かなり割愛しましたが感想つらつら書きました。本当は蛍太郎くんのセリフまとめ、みたいなの作りたいんですけどね!!玉ねぎの下りとか!綺麗なお身体披露してくれるシーンとか!!!

とにかくこの舞台、キャストの皆様の魅力を最大限に活かしきってくれていたと思います。
神山くんがこの舞台で歌もダンスもギターもやっている姿を見れて本当に幸せでした。

Vamp! Bamboo! Burn!
大好きな舞台です。
この舞台をまた見れることが出来ると知って、本当に嬉しいです。ありがとうございます。

また映像で、楽しませてください。